── PROLOGUE 地球温暖化が進み、 人類は次の移住地を探して旅に出た・・・
科学の発展に必要な未知素材を求め、太陽系をめぐる。
観測し、降りて、採取する。素材は船体を強くし、さらに遠い星への航路を開く。
太陽系をすべて解き明かした先で、最後の通信が待っている。
十の光から集めた素材は、船を壊れないものにした。人類の科学は、ようやく太陽の重力圏を越える。振り返れば、あれほど巨大だった太陽系が、暗闇に浮かぶ一粒の航路標識になっていた。
広大だった。壮大だった。そして、ただ雄大だった。星と星の間には、科学でも日誌でも説明できない何かが静かに横切っている。十一番目の座標が点灯する。航海は、ここから始まる。